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秋桜

秋桜の花が咲くのを待つ
毎日水を遣り
毎日話し掛けてあげて
そんなこと、
できればいいけど。

辺りに秋桜が咲く前に
一輪の花を咲かせます。
雨風に打たれてもまた起き上がる秋桜の花を。

静かな時が流れる。
微かな君の香り。
硝子の見えない隔たり。
少しずつ手を出す。
迷いながら、胸を緊張で裂きながら。

君の手と触れたその瞬間。
硝子の隔たりを割り切るようにぎゅっと君の手を握る。

秋桜の花が咲いた−−−。

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